タイヤは簡単に処分できない!?

家の庭やベランダに不要なタイヤが転がっている、冬用や雪山用にタイヤを購入したけれど結局使わないので手放したいなど、それぞれのご家庭の理由でタイヤの処分が必要になることがありますが、タイヤの処分は「はいゴミ回収へ」というわけにはいきません。

タイヤは産業廃棄物

タイヤは、普通に家庭ゴミや粗大ゴミとして廃棄することができない!
廃棄物処理法では、事業者から排出される使用済みのタイヤは廃プラスチック類という産業廃棄物に区分され、それ以外の家庭などから排出される廃タイヤは一般廃棄物に区分されます。
通常、一般廃棄物は各自治体が収集運搬して適正な処理を行うこととなっていますが、家庭から排出されるタイヤは一般廃棄物の適正処理困難物に指定されており、ほとんどの自治体で回収を行っていません。
家庭から排出される廃タイヤは、タイヤ販売会社やカー用品店、ガソリンスタンド、自動車整備工場、カーディーラーなどのタイヤ販売店に処理を依頼します。
回収されたタイヤは、その後中間処理業者を通じて再生利用先や最終処分先にて処理されることになります。

では、いくつかの最も " 効率よくお得で手間が少ない方法 " をご紹介します。

5つのタイヤの処分方法

簡単にまとめるとお金を払って回収処分か? お金をもらって買取で売るか? になります。

1.新規購入時に処分

新しいタイヤの購入時に、タイヤ販売店に古い使用済みタイヤを引き取ってもらう方法です。

2.タイヤ買取で売る

タイヤ買取専門店に買取で即現金化する。アルミホイール付きなら必ず金額がつくお店も。

3.不用品回収に依頼

回収費用を払って回収、搬出から処分までを一度に不用品回収や産廃業者に任せる。

4.ガススタに相談

ガソリンスタンドに持ち込み処分してもらう。処分費用や交換時のみ引取りのお店もある。

5.カー用品店に相談

カー用品店でタイヤの処分費用を払う。購入時しか受け付けない所も多い。

6.ディーラーに相談

カーディーラーや街の整備工場で処分費用を払う。購入時しか受け付けない所も多い。

1.新規購入時に処分してもらう

新しいタイヤの購入時に、タイヤ販売店に古い使用済みタイヤを引き取ってもらう方法です。タイヤの状態が良好であれば下取りや買取りをしてくれることもあります。
新しいタイヤに履き替えると同時に、使用済みのタイヤをその場で手放すことができます。タイヤの保管場所や処分方法に悩む必要もない、合理的でシンプルな方法です。

タイヤの処分費用は?

イエローハットやオートバックスなどのカー用品店でタイヤを新規購入する際に、使用済みタイヤを処分してくれることがあります。費用は、タイヤ1本あたり300~500円程度、ホイール付きのタイヤはさらに1本あたり300~1,500円程度の金額が上乗せされます。

ホイール付きのタイヤは、処分の際にタイヤとホイールを別々に廃棄処理する必要があるため、ホイールの取り外し工賃としてさらに追加で800~1,500円程度の料金がかかることもあります。

2.タイヤを買取で売る場合

使用済みのタイヤの状態が良好であれば買取専門業者に買取にて即現金化することも可能ですが、劣化しやすいパーツであるためほとんど値が付かないこともあります。買取方法も店舗によって多種多様にあります。

買取のタイヤの考え方もさまざまなので1店舗でダメでも他店では高い価格で買取ってもらえることも!!

例)出張買取:自宅や事務所まで査定に来てくれる。 宅配買取:対応は地域~全国とさまざま送料無料も。店頭買取:お近くの店頭に持ち込むタイプの買取方法

タイヤの処分費用は?

当然、買取なので処分費用は発生しません。中には状態によって費用がかかる、もしくは買取れないお店も多々あります。

状態にかかわらずアルミホイール付きのモノであれば必ず買取金額がつくお店もまれにあります。

東京・大阪など全国から宅配買取・三重/愛知/岐阜/滋賀で出張買取・名古屋/岐阜で店頭買取の買取専門店

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3.不用品回収業者、産業廃棄物処分業者に依頼する

タイヤは大きくて重く、小さく切り刻むことも困難で、処分のための運搬も大変です。ホイールが付いているタイヤはとても重いです。

また、洋服などにタイヤが接触すると黒い汚れが付きますが、この汚れは水にも油にも溶けない厄介なカーボンのスス汚れで、家庭で落とすのは難しいです。自家用車にタイヤを積んで運搬すると車に汚れが付着する可能性があります。タイヤを運ぶ場所を養生すれば汚れないかもしれませんが、手間と労力を必要とします。

不用品回収業者に依頼すると、回収、搬出から処分までを一度に任せることができるため、自分でタイヤに触れたり持ち運んだりせずに済みます。

産業廃棄物処分業者が直接の持ち込みを受け付けていて、さらに、自分でタイヤの搬出運搬をする力も時間もある人は、持ち込み処分を依頼することもできます。近隣の産業廃棄物処分業者に受け入れの可否を確認してみましょう。自分で持ち込む分、引き取りの運搬料がかからない可能性もあります。

タイヤの処分費用は?

不用品回収業者に依頼すると、タイヤの回収、搬出、運搬、処分まですべてを任せることができます。利用者の手間が省かれる分、費用は他の方法と比較して少々高くなります。

例えば、

A社では、タイヤ1本あたり1,000円、ホイール付きタイヤも同じ金額での引き取り
B社では、タイヤ1本あたり1,500円、ホイール付きタイヤは1本あたり1,500円上乗せ
C社では、タイヤの本数単位ではなく、タイヤを載せることができるカゴ台車1台の利用分で計算し、14,000円程度

上記に加えて、階段から降ろす作業などが発生するとさらに1,000~3,000円程度の費用がかかることもあります。

基本料金に含まれている作業は何か、どのような作業が追加で発生したら追加料金がかかるか、あらかじめ確認しておくと「当日に費用が追加されて驚く」というような事態を避けることができます。

4.ガソリンスタンドに相談する

ガソリンスタンドにタイヤを持ち込んで処分してもらうこともできます。処分を引き受けていないガソリンスタンドもあるため、店舗に電話などで確認します。

ガソリン給油のついでの会話で、店員に聞いてみましょう。いつも行くガソリンスタンドでそのまま処分ができると、楽ですね。

タイヤの処分費用は?

ガソリンスタンドにタイヤの処分を依頼すると、タイヤ1本あたり300~500円程度の費用がかかります。ホイール付きタイヤは、さらに1本あたり~1,000円程度上乗せされます。

タイヤとホイールは処分方法が異なるため、ホイールを取り外す必要があります。その場合1本あたり2,000円程度の料金が追加で必要になる店舗もあります。

5.6.カー用品店、ディーラー、整備工場に相談する

カー用品店や車を購入したカーディーラーに頼めることもあります。日頃から連絡を取り合っているディーラーがいれば柔軟に対応してくれる可能性もあります、まず相談してみましょう。

街の自動車整備工場でも廃タイヤを引き取ってくれることがあります。特にお世話になっている特定のやカーディーラーや自動車整備工場がなければ、近隣の店舗に打診してみましょう。

タイヤ処分を引き受けていない整備工場やカーディーラーも多いため、まずは電話などで引き取り可能かどうか確認してみてください。

タイヤの処分費用は?

カーディーラーでのタイヤ処分は、タイヤ1本あたり500円程度です。ホイール付きタイヤでも追加料金なしで引き取ってくれることも多いです。ディーラーによってはホイールの取り外し工賃として、1本あたり1,000円程度の料金が追加でかかることがあります。

状態の良いタイヤであれば買取りもしてくれるカーディーラーもありますので、相談してみましょう。

付き合いのあるカーディーラーがあり、タイヤ交換など普段から付き合いがあるのであれば、廃タイヤの処分は無料で引き受けてくれる可能性もあります。

街の自動車整備工場でタイヤの処分を依頼すると、タイヤ1本あたり300~1,000円程度の費用がかかります。ホイール付きタイヤの場合は、1本あたり500~1,000円程度上乗せされます。

自動車整備工場によっては、ホイールの取り外し工賃として1本あたり500円程度の料金が追加でかかることがあります。

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